|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 仕 : [し] 【名詞】 1. official 2. civil service ・ 仕事 : [しごと] 1. (n,adj-no) work 2. occupation 3. employment ・ 事 : [こと] 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience ・ 物 : [もの] 【名詞】 1. thing 2. object ・ 物理 : [ぶつり] 【名詞】 1. physics ・ 物理学 : [ぶつりがく] 【名詞】 1. physics ・ 理 : [り] 【名詞】 1. reason ・ 理学 : [りがく] 【名詞】 1. physical science ・ 学 : [がく] 【名詞】 1. learning 2. scholarship 3. erudition 4. knowledge
物理学における仕事(しごと、)とは、物体に加わる力と、物体の変位の内積によって定義される物理量である。 仕事は熱などとともにエネルギーの移動形態の一つである。熱力学においては、仕事と内部エネルギーを通じて、熱が定義される。 物体に複数の力がかかる場合には、それぞれの力についての仕事を考えることができる。ある物体 A にかかる力が別の物体 B によって及ぼされている場合には「物体 A が物体 B から仕事をされた」、または「物体 B が物体 A に仕事をした」のように表現する。 仕事は正負の符号をとるスカラー量である。正負の符号は混乱を招きやすいが、物体が正の仕事をした場合は物体のエネルギーが減り、負の仕事をした場合には物体のエネルギーが増える。 仕事は変位と力のベクトルの内積によって定義されるため、物体が移動する方向の力の成分のみが影響する。特に、物体に加わる力が物体の移動方向に向いている場合には、その力が物体になす仕事は単に力の大きさと移動距離をかけたものになる。また、移動の方向と逆向きに力がかかる場合には仕事は負になり、力の大きさと移動距離の積の符号を変えたものである。 さらに、力の方向が移動方向に直交する場合は、仕事はゼロであり、その力は物体に仕事をしない。 == 力学 == 例えば、 野球投手の投げるボールを考えると、投手は力を加えながら腕を振り、ボールに速度を与えている。つまり、ボールは投手から正の仕事をされて、ボールの運動エネルギーは増える。 次に仕事が生じない例を挙げる。 # 荷運び業者がある荷物を抱えて荷物の位置も含め、静止しているとする。荷運び業者が荷物を抱えている状況では、静止している荷物のエネルギーは変わらないため、荷物は荷運び業者から仕事をされていない事が分かる。実際には、荷運び業者の筋肉は荷物の重力と釣り合う上向きの力を発生するためにエネルギーを消費しているが、これは最終的には 熱エネルギー に変わる。 # 電動機(電動モーター) を例に考える。電動機は電流を流すと回転するが、電流を流している状態で電動機を回転しないように軸を固定すると、電動機の電気抵抗によって発熱する (ジュール熱 を発生する) 。この時、電動機には回転力がかかっているが、固定されて何も移動していないためこれも仕事とは呼ばない。 # 野球の捕手が受け取るボールを考える。この時、捕手のミットが全く動かず、ボールは一瞬で静止するとしよう。この状況は非弾性衝突の場合であり、ボールがミットにした仕事はゼロである。つまり、静止したミットのエネルギーは増えず、ボールの運動エネルギーは、失われてゼロになる。実際には、動いているボールが静止するまでの微小時間に、ボールの運動エネルギーはボールやミットを歪ませるためのエネルギーに変わる(ハイスピードカメラで撮影した映像をイメージしてほしい)。この種のエネルギーの移動は、ボールがミットにした仕事とは呼ばない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「仕事 (物理学)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|